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こちらのページは、特定非営利活動法人フェアトレード・ラベル・ ジャパン(FLJ)の了承の下にFJLのホームページから抜粋し掲載しております

フェアトレードとは

フェアトレード(公平貿易)とは

フェアトレードって何?

「フェアトレード」、直訳すれば「公平な貿易」。現在のグローバルな国際貿易の仕組みは、経済的にも社会的にも弱い立場の開発途上国の人々にとって、時に「アンフェア」で貧困を拡大させるものだという問題意識から、南北の経済格差を解消する「オルタナティブトレード:もう一つの貿易の形」として始まった運動がフェアトレードです。国際的フェアトレード・ネットワークFINE(Note1)では、「フェアトレード」を以下のように定めています。

Fair Trade is a trading partnership, based on dialogue, transparency and respect, that seeks greater equity in international trade. It contributes to sustainable development by offering better trading conditions to, and securing their rights of, disadvantaged producers and workers – especially in the South. Fair Trade organizations (backed by consumers) are actively engaged in supporting producers in awareness raising and in campaigning for changes in the rules and practices of conventional international trade.

フェアトレードは、対話、透明性、敬意を基盤とし、より公平な条件下で国際貿易を行うことを目指す貿易パートナーシップである。特に「南」の弱い立場にある生産者や労働者に対し、より良い貿易条件を提供し、かつ彼らの権利を守ることにより、フィアトレードは持続可能な発展に貢献する。フェアトレード団体は(消費者に支持されることによって)、生産者の支援、啓発活動、および従来の国際貿易のルールと慣行を変える運動に積極的に取り組む事を約束する。

*(Note1) FINE 1998年に設立された下記4団体からなる非公式なフェアトレード・ネットワーク。 各団体の頭文字をとってFINEと名付けられた。



フェアトレード運動60年の歴史

世界のフェアトレード運動はいつ誕生しどのような形で広がりをみせたのでしょうか。下表は、フェアトレード運動60年間の主な出来事をまとめたものです。

出来事
1946年 アメリカのテン・サウザンド・ビレッジ(元セルフ・ヘルプ・クラフト)がプエルトリコから刺繍製品の購入を始める。
1950年代 イギリスのオックスファムGBが、中国の難民が作った手工芸品の販売を始める。
1958年 「フェアトレード」ショップ第1号店がアメリカで開店する。
1964年 オックスファムGBが貿易会社"Oxfam Trading" を設立。
1967年 オランダの輸入団体"Fair Trade Organisatie"が設立される。
1969年 「ワールドショップ」第1号店がオランダで開店する。
1960年代 Machakos District Co-operative Union、PEKERTI(インドネシア)、MINKA(ペルー)など、途上国でもフェアトレード団体が設立される。
1973年 オランダのFair Trade Organisatieによって、グアテマラの小規模生産者組合より世界で初めて「フェア」にトレードされたコーヒー豆が輸入され、フェアトレード運動が、手工芸品だけではなく食料品にも広がる。
1980年代 オランダの教会が母体のNGOによって、フェアトレードラベルが考案される。
1987年 11のフェアトレード輸入業者をメンバーとするヨーロッパ・フェアトレード協会(EFTA)が設立される。
1988年 オランダで「マックスハベラー」ラベルが開始される。1年間で、ラベル付きコーヒーの市場シェアが約3%に到達。類似のラベル運動がドイツ(トランスフェア)、イギリス(フェアトレード財団)、米国などに広まる。
1989年 国際フェアトレード連盟(IFAT)が設立。世界61カ国の270のフェアトレード団体が加盟。
1994年 ヨーロッパ・ワールドショップ・ネットワーク(NEWS!)が設立される。
1994年 フェアトレード連盟(FTF)がワシントンDCで設立される。
1997年 国際フェアトレードラベル機構(FLO)が設立される。
1998年 FLO、IFAT、NEWS!、EFTAがそれぞれの頭文字をとって、FINEという非公式なネットワークを形成する。WTOの閣僚会議にフェアトレード運動から代表を派遣(1999年シアトル、2001年ドーハ、2003年カンクン、2005年香港)。
2001年 FINEが統一的なフェアトレードの定義に合意。
2001年 国際フェアトレード連盟(IFAT)の地域組織としてアジア・フェアトレード・フォーラム(AFTF)が設立。それ以降、アフリカとラテンアメリカでも生産者地域ネットワークが形成される。
2004年 ムンバイで開かれた世界社会フォーラムでIFATがフェアトレード団体マークを発表。
2004年 FINEがブリュッセルに合同フェアトレード・アドボカシー・オフィスを設立。
2005年 既存のフェアトレード基準、定義、手続きの調和・改善プロジェクト:品質管理制度(Quality Management System)が開始される。
出所:Business Unusual , Published by FLO, IFAT,NEWS! and EFTA, October 2006

フェアトレード認証ラベルとは

フェアトレード認証ラベルの成り立ち

「もう一つの貿易の形」として始まったフェアトレード運動は、1960年代になると多くのオルタナティブトレード組織が欧米で誕生し盛んになってゆきました。これらのオルタナティブトレード組織はネットワークを作り上げ、単に開発途上国の生産者の製品を売るというだけでなく、小規模生産者が生き残って行くことが極めて困難な既存の貿易システムの現状について人々に知らせることに大いに貢献しました。しかしながら、それらの製品は、主に教会組織やフェアトレード専門ショップ(ワールドショップ)、自然食品店などで販売されるのみであり、一般の消費者がアクセスし難い限られたマーケットでした。

より多くの消費者にも購入してもらうためには、販路を一般のマーケットに広げなくてはいけない。そこで考えだされたのが、フェアトレード・ラベル運動(以下、ラベル運動)です。国際フェアトレード基準を設定し、基準を遵守した製品にラベルを貼付することでそれを消費者に知らせるラベル運動は、1988年オランダでマックスハベラーという名前で始まりました。1992年にはドイツでトランスフェアインターナショナルとして組織され、同様の運動が欧米各国に広がっていきました。

1997年、当時各国に展開されていた日本を含む14のラベル認証機関を束ねるアンブレラ組織としてFLO(Fairtrade Labelling Organizations International, 国際フェアトレードラベル機構)が設立されました。
2002年には、ばらばらだったラベルデザインを共通にするため、現在の国際フェアトレード認証ラベル(図1)が完成し、各国で順次新ラベルへ切り替えられてきました。

現在では、欧州ほぼ全域、北米、日本、オーストラリア、ニュージーランドなどの21カ国20ラベル認証機関が、FLOの構成メンバーとしてラベル運動の普及に努めています。また2007年5月には、中南米・アフリカ・アジアの各生産者ネットワーク組織もFLOの構成メンバーに加わり、FLOの運営に主体的に参加しています。その結果、中南米、アフリカそしてアジアの58カ国で約150万人の生産者、労働者が、さらにその家族を含めると推定約750万人がフェアトレードによる利益を得るまでになりました。

フェアトレード・ラベル
図1 国際フェアトレード認証ラベル

FLO(Fairtrade Labelling Organizations International)とFLO-CERTの役割

FLOは21カ国20のラベル認証機関に加え、中南米、アフリカ、アジアの生産者ネットワーク組織3団体からなるマルチステークホルダー組織であり(図2)、以下の役割をはたしています。

  • ・国際フェアトレード基準の設定
  • ・フェアトレード市場の開拓・促進
  • ・生産者への支援
  • ・現行の国際貿易の不均衡な仕組みを問い、より公平な貿易を促進するためのアドボカシー活動


元来FLOは、フェアトレード基準の設定と生産者・トレーダー(加工、輸出入業者、製造業者など)の現場検査・登録を主な役割としていました。しかし認証業務は独立した組織によって透明かつ専門的に行われるべきとの考えから、2004年にフェアトレード認証専門会社「FLO-CERT」が設立されました。FLO-CERTは、他のいかなるフェアトレード関係機関からも独立して運営され、その役割はフェアトレード製品の原料生産から加工、輸出入・製造に携わるすべての組織を監査しフェアトレード認証を付与することです(Note1)。FLO-CERTは、製品認証機関として品質マネジメントを徹底させ、認証プロセスの透明性、客観性、公平性を高めることを目的とし、2007年10月ISO65/IECガイド65(製品認証機関に対する一般的要求事項)の認定を取得しました。

FLO-CERTから認証を受けた組織がフェアトレード基準を遵守した生産および売買を行ってはじめて、最終製品に国際フェアトレード認証ラベルを貼付することが許可されます(図3参照)。

(Note1) 日本の場合、輸入業務を行わない製造業者と販売業者の監査および認証はFLJが行っている。


図2
図2 国際フェアトレードラベル機構
Fairtrade Labelling Organizations International(FLO)

図3
図3 フェアトレード製品認証の仕組み


FLO構成メンバー

FLOは21カ国20のラベル認証機関に加え、中南米、アフリカ、アジアの生産者ネットワーク組織3団体からなるマルチステークホルダー組織です。

■各国ラベル認証機関
<Full Members>
Fairtrade Austria
Max Havelaar Belgium
TransFair Canada
Max Havelaar Denmark
Reilun kaupan edist?misyhdistys ry. Finland
Max Havelaar France
Transfair Germany
Fairtrade Mark Ireland
Fairtrade TransFair Italy
Fairtrade Label Japan
TransFair Minka Luxembourg
Stichting Max Havelaar Netherlands
Fairtrade Max Havelaar Norway
Asociaci?n para el Sello de Comercio Justo Spain
R?ttvisem?rkt Sweden
Max Havelaar Stiftung Switzerland
Fairtrade Foundation UK
TransFair USA
Fairtrade Labelling Australia & New Zealand

<Associate Members>
Comercio Justo Mexico

■生産者ネットワーク組織
AFN (African Fairtrade Network)
CLAC (Coordinadora Latinoamericana y del Caribe de Comercio Justo)
NAP (Network of Asian Producers)


フェアトレード認証ラベルが保証するもの

フェアトレード認証ラベルは以下の事を保証します。

1. 生産者への適正な価格と長期的な取引
不安定な市場価格に対して、フェアトレードでは持続可能な生産と生活に必要な価格(フェアトレード最低価格)を保証しています。また、生産者が債務のわなに陥ることがないよう、必要があれば代金は前払いされます。それにより生産者は安定した生活を営み、環境に配慮した持続可能な生産をすることができます。

(Note2) フェアトレード最低価格
生産コストをまかない、かつ経済的・社会的・環境的に持続可能な生産と生活を支える価格。輸入業者は、少なくてもフェアトレード最低価格以上を生産者に保証しなければいけない。

(Note3) フェアトレード・プレミアム
品物の代金としてではなく地域の社会開発のために使われるべき資金。使途は各生産者組合によって決定される。

2. 生産者の社会的・経済的な発展
生産者が生産組合を作り、透明性のある民主的な活動を行います。商品代として別に渡される奨励金は生産組合に蓄えられ、学校や病院建設など地域の社会発展のために役立てられます。

3. 生産物の品質と技術の向上
生産技術や生産管理などの指導が行われ、品質が輸出品質基準を満たします。有機栽培など、環境に配慮した作物づくりを奨励しています。

4. 生産者の労働環境と労働条件
強制労働と児童労働を禁止し、安全な労働環境を作ります。労働者が管理者との団結交渉権をもっています。

5. 生産地の環境保全
農薬の使用、水質保全、森林保全、土壌保全、廃棄物の扱いに関し国際規約を遵守しています。


国際フェアトレード基準

国際フェアトレード基準概要

国際フェアトレード基準は、FLOによって設定されるフェアトレード全般に関する基準です。これらの基準は、FLO基準委員会(FLO Standards Committee)と全てのステークホルダー(生産者や貿易業者などフェアトレードに参加する関係者)によって、定期的に見直されています。

開発途上国の小規模生産者組合・農園やトレーダーがフェアトレード認証を受けるためには、表1の「経済的基準」、「社会的基準」および「環境的基準」を遵守しなければなりません。「社会的基準」と「環境的基準」については、他のフェアトレード団体と共通する基準ですが、FLOのフェアトレード基準で特徴的なのは「経済的基準」を産品毎に詳細に設定している点が挙げられます。特に「経済的基準」で規定されている、「フェアトレード最低価格」(Note1)と「フェアトレード・プレミアム」(Note2)は、産品毎だけではなく生産地域ごとにも明確に価格を設定しています。どちらの価格も、生産地域の物価・経済状況等と、買い手側の意見を考慮し綿密な調査と総合的な判断により設定されています。

なお、国際フェアトレード基準が適用される生産者対象地域は主に世界の開発途上国です。

(Note1) フェアトレード最低価格
生産コストをまかない、かつ経済的・社会的・環境的に持続可能な生産と生活を支える価格。輸入業者は、少なくてもフェアトレード最低価格以上を生産者に保証しなければならない。

(Note2) フェアトレード・プレミアム
品物の代金としてではなく地域の社会開発のために使われるべき資金。使途は各生産者組合によって決定される。

表1 FLO国際フェアトレード基準概要
表1FLO国際フェアトレード基準概要.jpg


生産者が守るべきフェアトレード基準(包括的基準)

生産者が守るべき包括的基準(Generic Standards)はコミュニティーの発展に重点がおかれ、基準の対象者によって2つの種類に分けられます。一つは、小規模生産者組合向けに定められた基準であり、協同組合またはその他の民主的に利益を共有する団体の中で働いている小規模自作農に適用されます。もう一つは、農園、工場雇用主・管理者に対して定められた基準であり、農園従事者と工場従事者に適用されます。

包括的基準は、生産者がフェアトレード認証組織として認証されるために満たすべき基本的条件(Minimum Requirements)と、労働条件、と製品品質の継続的な向上と、および環境面でも持続可能な生産活動を目指すための発展的条件(Progress Requirements)から成り立っています。下表2,3は、基本的条件と発展的条件の代表的な条件をまとめたものです。

表2 小規模生産者組合向け包括的基準 主要項目

基本的条件 発展的条件
経済的基準
フェアトレード・プレミアムの使途は総会で決定すること。 プレミアムが得られる状況になり次第、年間使用計画と予算案を作成すること。
物流管理・コミュニケーションのための機器を設置すること。 生産者組合は、輸出業務およびその他の関連業務において効率化を図り、メンバーへの恩恵が最大限になるようにすること。
社会的基準
メンバーによって生産者組合の組織運営が管理されていること。すべてのメンバーに投票権がある総会が開催され、最高決定権が組合と選出された理事会にあること。 組合は透明性のある年間事業計画書、キャッシュフロー、長期的戦略計画書を立案し、それらの計画が総会で承認されること。
組合が加入メンバーを制限する際、特定の社会グループに対し加入制限を設けてはならない。 不利な立場、少数派グループが組織の中で他のメンバーとよりよい関係が築けるよう取り図ること。
環境的基準
FLOが定めた使用禁止材料を使用、配布、売買してはならない。(Note3 組合は、書類で購入、使用そして破棄した農薬を管理すること。
組合は、風、水、人および動物の影響に起因する土壌侵食を防ぐため、正しい方法で作業しているかを指導、確認しなければならない。 生産者は、水の利用法、耕地の利用法、灌漑用水によって水質汚染、土壌の塩類化、砂漠化が引き起こされていないかを継続的に調査すること。

表3 農園、工場雇用主・管理者向け包括的基準 主要項目

基本的条件 発展的条件
経済的基準
フェアトレード・プレミアムの使途についての決定を行う農園・工場管理者と労働者の代表からなる共同組織(Joint Body)が設立されること。 認証から1年以内に、内部にて承認された共同組織の規定を整えること。
得られたプレミアムの金額は、すべての共同組織(Joint Body)メンバーに通知されること。  
社会的基準
農園・工場管理者は、労働者が労働組合を設立・加入し、さらに労働条件に関し交渉する権利を認めること。 苦情処理制度を設定し、労働者が苦情を訴える権利を確立すること。
給料が定期的に決まった日に支払われ、正確な記録が管理されていること。 従業員の給料を段階的に生活賃金レベルに達するまで引き上げていくこと。給料は農園・工場管理者と労働組合員との話し合いよって決定される事が望ましい。
産休期間が8週間以下であってはならず、産休期間中は有給とすること。なお8週間の中に年休は含まれない。 産休期間が最低12週間に達するよう、毎年1週間ずつ最低産休期間を延ばすこと。
15歳以下の児童労働を禁止する。 認証から1年以内に、労働者の代表者と共に労働健康・安全委員会(Occupational Health& Safety Committee)を設立すること。
環境的基準
FLOが定めた使用禁止材料を使用、配布、売買してはならない。(Note3 会社はより毒性の少ない農薬を使用することを心がけ、できる限りの改善を行う努力をすること。
会社は、排水が適切に処理され、水質、土壌、食の安全に悪影響を及ぼしていないかを確認しなければならない。 会社は、水の利用法、耕地の利用法、灌漑用水によって水質汚染、土壌の塩類化、砂漠化が引き起こされていないかを継続的に調査すること。

(Note3) WHO Class ? A&B、PAN(Pesticide Action Network)'s 'Dirty Dozen'、FAO/UNEP Prior Informed Consent Procedure Listで定められている農薬等を含む。

輸入業者が守るべきフェアトレード基準

輸入業者が守るべき主な国際フェアトレード基準には以下があります。

  • 生産者に生産の持続性と生活のコストをカバーするフェアトレード最低価格を支払うこと。
  • 生産者が地域の社会開発のために投資するフェアトレード・プレミアムを支払うこと。
  • 生産者の要求があれば、一部料金の前払いに応じること。
  • 長期的な計画かつ持続的な生産を可能にする契約を結ぶこと。

トレーダーは市場がどんなに下落していても取引する生産者組合、農園・工場に最低価格を保証しなければフェアトレード認証を受けることができません。例えばコーヒーの場合、ウォッシュドアラビカのフェアトレード最低価格は1ポンド(約454g)当たり1.25米ドル、有機認証のコーヒーであればさらに0.20米ドルの上乗せが保証されています。(図1参照)

図1 アラビカコーヒーの国際市場価格の推移

図1コーヒーマーケット価格.jpg

*国際市場価格がフェアトレード最低価格を上回ったときは、それに連動してフェアトレードの買入価格も上がる。
出所:Fairtrade Labelling Organizations International

経済的基盤の弱い途上国の生産者にとって、変動の激しい国際市場の価格は時に生産コストを大幅に下回り、貧困に拍車をかけ生産を継続できない状況へと追いやってしまいます。フェアトレード最低価格とプレミアムを保証することで、国際価格が下落しても生産者は正当な代金を得て、自らの力で持続可能な生産と社会開発を実現することができるのです。


フェアトレード認証の対象産品

現在、フェアトレード認証の対象となっている産品は以下の19種類です。包括的基準に加え、生産者が守るべき産品特有の社会的・経済的・環境的基準、およびトレーダーが守るべきフェアトレード最低価格、フェアトレード・プレミアムなどの経済的基準は産品毎に定められています。

食品

産品名 分類される代表的な製品
コーヒー 焙煎豆
生鮮果物 バナナ、りんご、アボカド、ココナッツ、レモン、オレンジ、ワイングレープ
カカオ チョコレート
スパイス・ハーブ スパイス: バニラ、クミン、コショウ、ショウガ、シナモンなどハーブ・ハーブティー:ルイボス、ハイビスカス、カモミールなど
蜂蜜 蜂蜜
ナッツ カシューナッツ、胡桃、アーモンド、マカデミアンナッツ
オイルシード・油性果実 ごま、オリーブ、大豆など
加工果物・野菜 ドライフルーツ、フルーツジュース、ドライ野菜
サトウキビ糖 砂糖
紅茶 紅茶(※ルイボスティーは、ハーブに分類)
野菜(豆類・じゃがいも等を含む) ピーマン、メロン、ジャガイモ、ひよこ豆、レンズ豆など
穀類 米、キヌアなど

食品以外

産品名 分類される代表的な製品
繊維 コットン
バラ、カーネーションなど
スポーツボール サッカーボール、フットサルボールなど
木材 家具、床材など

今後もFLOは、上記産品に加え対象産品を増やしていく予定です。これにより、開発途上国ではより多くの生産者がフェアトレードに参加できるようになり、また消費国でも商品の多様化により様々な組織がフェアトレード製品を取扱えるようになります。それがさらなるフェアトレード認証ラベルの普及とフェアトレード製品の市場拡大につながります。


よくある質問(FAQ)

フェアトレード全般に関する質問

Q.フェアトレードとは何ですか?
A.フェアトレードとは、私たちの日常を支える輸入品の多くを作っている開発途上国の生産者たちと、安定かつ持続可能な取引をすることで、生産地の環境を守り彼らの生活をサポートする「貿易のしくみ」です。

Q.フェアトレード認証ラベルとは何ですか?
A.フェアトレードに明確な基準を設定し、それを守った製品であることを買う人に分かりやすく伝えるために製品にラベルを貼る、というコンセプトで始まったのがフェアトレード・ラベル運動です。
 国際フェアトレード認証ラベルは、その製品が原産国で生産されてから、日本で「フェアトレード認証製品」として店頭に並ぶまでのすべての過程で、国際フェアトレードラベル機構FLO(Fairtrade Labelling Organizations International)の国際フェアトレード基準が守られていることを証明しています。

Q.フェアトレード認証ラベルは何を保証するマークですか?
A.フェアトレード認証ラベルは以下の事を保証するマークです。

  1. 生産者へのフェアトレード価格
  2. 生産者の社会的な発展
  3. 生産者の経済的な発展
  4. 生産者の労働環境と労働条件
  5. 生産地の環境保全

Q.国際フェアトレード基準とは何ですか?
A.フェアトトレード認証ラベルを製品に貼付するために、FLOによって定められた生産者およびトレーダーが遵守すべき基準です。

Q.フェアトレードによって誰が恩恵を受けますか?
A.フェアトレードは、生産者、消費者、そして環境へ大きな恩恵を与えています。

*生産者へのインパクト*
2007年現在、中南米、アフリカそしてアジアの58カ国で約150万人の生産者が、さらにその家族を含めると推定約750万人がフェアトレードによる利益を受けています。トレーダーによる最低価格の保証、およびプレミアムの支払いにより以下のような恩恵を生産者へもたらすことができます。
  • ・低金利・無利子ローンへのアクセス向上
  • ・生産性、安全性および品質向上のための技術支援
  • ・コミュニケーションシステムの向上
  • ・保健・衛星の向上
  • ・教育の提供
  • ・組合メンバーへの生産技術トレーニングの提供
  • ・各コミュニティーで必要とされている設備、サービスへの投資


*消費者へのインパクト*
消費者へは以下のような恩恵をもたらします。

  • ・消費者の理念と価値観による購買オプションの提供
  • ・グローバル貿易による不均衡を解決するための、プレーヤーとなる権利提供
  • ・安全で高品質な製品の提供


*環境へのインパクト*
フェアトレードは下記に代表される、環境に配慮した持続可能な生産を促進します。

  • ・公害および農薬・除草剤の使用量を最小限に抑えた生産および総合的な管理による持続可能な生産計画
  • ・有機農法技術による生産
  • ・危険度の高い殺虫剤の使用禁止


Q.世界のフェアトレード認証製品市場規模はどれくらいですか?
A.フェアトレード認証製品の市場規模はここ数年、平均40%の割合で拡大を続けています。2007年においては、前年より47%増の23億ユーロでした

Q.最低価格を保証しさらにプレミアムを生産者へ支払うことは、生産量を増加させ供給過剰という問題を引き起こすのではないでしょうか?
A.フェアトレード認証を受けた生産者は、フェアトレードによって増えた収入を増産というよりもむしろ住居環境の改善、子供への教育提供、および生産物の品質向上のために使います。また生産者は、収入源を単一作物に頼る状況から脱却し、多角化を図るための初期投資としてプレミアムを活用する事もあります。プレミアムの活用方法は各生産者組合に委ねられ、教育資金、保健・衛星プロジェクト等に活用される事がほとんどです。このように、フェアトレードの恩恵は生産者個人だけではなく社会全体で共有されていると言えます。

Q.最低価格はどのように決められているのですか?
A.最低価格は持続可能な生産ができるコストをカバーできる価格であり、個々の取引よって決定される価格ではありません。公平で体系的な方法によりFLOによって決定され定期的に見直されています。

Q.フェアトレードはチャリティーや慈善事業とどう違うのですか?
A.フェアトレードでも利益の一部は、必要な物を買ったり、学校を建てたり、いわゆる慈善事業のように使われます。しかし大きな違いをもたらすのは、一時的な援助ではなく生産者にとって適正な条件で長期的に取引が行われる、という事です。それにより「持続的に」生活向上を支えていく事が出来るのです。そして、生産者と地域が経済的・社会的に自立出来るように、彼ら自身で国際市場に関わっていくためのサポートが行われる、という事も慈善事業とは異なっているところです。

フェアトレード認証に関する質問

Q.誰が認証をするのですか?
A.生産者、現地での加工業者、輸入業者の認証はFLO-CERT(ドイツ)が行います。日本国内での製造業者、卸売業者、およびライセンシーの認証はFLJ(フェアトレード・ラベル・ジャパン)によって行われます。

Q.フェアトレード認証生産者から製品を輸入するにはどうすればよいですか?
A.フェアトレード認証製品(原料)を輸入するためには、ドイツにあるFLO-CERTから輸入業者認証を取得する必要があります。


フェアトレード認証製品に関する質問

Q.フェアトレード認証対象となっている産品の種類が限られているのは何故ですか?
A.新しい産品を認証対象に加えるには、それよる生産者へインパクトを厳密に調査し、また新しいフェアトレード国際基準を作成しなければならず多くの時間と資金が必要です。ラベル運動の初期段階では、小規模生産者、労働者に大きな影響を与えることができるコーヒーや紅茶といった身近な産品のみを認証の対象としていました。それ以降対象産品の種類は徐々に増え、現在では食品の他にサッカーボール、コットン製品を含む19種類が認証対象産品となっています。

Q.フェアトレード認証製品は有機栽培されたものでしょうか?
A.すべての製品が有機栽培されたものではありません。しかしながらフェアトレード基準は、持続可能な農法で生産することを取りきめています。また、有機栽培された製品に対しより高い最低価格を保証することで、有機栽培を奨励しています。さらに、プレミアムが有機栽培やその他の持続可能な栽培を行うための技術トレーニングに使われるケースも珍しくありません。生産者の環境への意識も高いと言えるでしょう。

Q.フェアトレード認証製品は遺伝子組換え品を取扱っていますか?
A.フェアトレード基準は、遺伝子組換え品の使用を禁止しています。また、近くの農場で遺伝子組換え品を取扱っている場合にも、製品が混ざらないように監視・管理することを定めています。

Q.「フェアトレード」と記載のある商品の中には、フェアトレード認証ラベルが貼付されていないものがありますが、それは何故ですか?
A.フェアトレード認証ラベルは、FLOが定める国際フェアトレード基準を満たした製品にのみ貼付する事が許可されています。従い、ラベルのない「フェアトレード」製品は、フェアトレード基準を満足しているとは限りません。各団体の基準に沿って「フェアトレード」製品と呼ばれています。

Q.何故FLOは手工芸品を認証の対象産品とはしないのですか?
A.フェアトレード認証プロセスとその最低価格を定めるシステムは、日常で消費する製品を対象としています。手工芸品は各製品の独自性と生産工程の複雑さから一貫した最低価格を定めることが難しく、認証の対象産品とはしていせん。

Q.フェアトレード製品って高価な気がしますが。
A.安価で買えるものの中には、生産者や産地の環境にとって不利な条件にすることにより、コストを安く抑え、大量消費を促して、中間業者や大企業が利益を得ているものも多くあります。フェアトレードの製品は、生産者に対する適正価格を保証し、価格の中に奨励金や環境保全のためのコストなども含んでいます。なので、通常の製品に比べると割高に感じるかもしれません。しかし、実際にはコーヒー一杯に換算してみると約数円の違いなのです。私達にとって少しの負担が、生産者や環境には大きな違いをもたらします。


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■クロネコゆうパケットおよびネコポスは、こわれ物やかさ張る商品にはご利用頂けません。容量の規定があり、規定を超えた場合は宅配便での発送となります。 宅配便商品は各商品ページでご案内させていただいております。
■一配送先へのお届けで送料がニ重にかかることはございません。 (送料込み商品との同梱の場合、同梱品の送料も無料です。)
■冷凍または冷蔵のクール便でお届けする商品もございます。クール便料金込みの商品で無い場合、宅配便料金とは別に220円(税込)を申し受けます。(一部クール便と同梱できない商品もございます。この場合、宅配送料も別々にご負担いただきます。)
■送料、配送について詳しくは こちら をご覧下さい。
ご注文の受け付け
▲24時間いつでもご注文をうけたまわっております。
■ご注文の内容は、ご注文の当日か、当店が休日の場合は翌営業日にメールで確認させていただきます。
■発送前の取り消しは無料でうけたまわります。 発送後の取り消しは当店までご相談ください。
発送のご案内
■通常はご注文の翌営業日か翌々営業日(2〜3日)以内に発送いたしております。お急ぎの場合やお届け日のご指定はご注文の際にお申し付けください。
■土・日・祝祭日の当店からのご注文内容確認と発送業務はお休みさせていただきます。
ご返品と交換
■ご注文の内容と違う場合や配送中の商品の破損などがございましたら、 お受け取り後一週間以内にご連絡ください。
当店の責任でお引取りまたは 速やかに新しい商品と交換させていただきます。 紅茶と食品類の開封後の交換はお受けできません。
お客様の個人情報について
■当店では、お客様のお名前、ご住所、電話番号、メールアドレスなどの個人情報は、関係当局の命令によるものを除き、第三者に伝えたり公開するようなことは決していたしません。
お支払い手数料(記載の金額は税込です)
■クレジットカードのお支払い手数料は金額にかかわらず無料です。
■代引き手数料は330円です。ご請求金額が10,800円(税込)以上の場合、代引き手数料は無料です。
■銀行振込手数料はお客様にてご負担ください。
■郵便振替・コンビニ決済手数料は200円です。 お届けの共通払込票でお支払いください。 合計商品代金が3,500円以上の場合、お支払い手数料は無料です。
その他
■その他の事情により、代金引換決済や前払いでお願いすることがございます。
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【会社名】 株式会社 セレクティー
【店舗名】 紅茶&スイーツのセレクティー
【運営責任者】 聞谷正人
【住所】 〒420-0017 静岡県静岡市葵区葵町49
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